VPSサービス大手のConoHaでは多くのユーザーのニーズに応えるため、これまで最低プラン1GBだったものに加え、512MBプランを新たに新設しました。今回はその512MBプランを使ってみた使い心地と感想(レビュー)を書きたいと思います。
ConoHaでのテスト環境
今回512MBプランで利用した環境は、
- CentOS 7
- 100Mbps共有回線
- Xeon E5@1コア
となっています。スペックの使い心地調べはApache+WordPress、そして私はMinecraft PEが好きなのでPocketMineをインストールしてみました。
Apache+WordPressをインストールして実行
Apacheのインストール方法についてはこちらの記事を参考にさせていただきました。
PHPモジュールもインストールして、WordPressをインストールすることにします。
記事も画像も何も無いですが、TwentyForteenテーマを有効化してGTmetrixでレスポンス速度を計測します。
PageSpeed ScoreがBでした。なかなか良いんじゃないですかね?また、GTmetrixのサーバーは中国を指定して、夜に計測していたことも踏まえると、小さなブログではかなりの余裕を持てることになります。
Googleが公開しているApache用のmod_pagespeedモジュールを導入すれば、さらに改善できると思います。
PocketMine-MPをインストールして実行
PocketMineとはMinecraft PE用のオープンソースのサーバーソフトウェアです。ゲームをやらない方は関係ないかもしれませんが、世界的に有名なサンドボックス型のゲームです。
今回は公式開発チームの更新が滞っているため、PocketMine-MPの派生ソフト「Genisys」by iTXTechのLinux版を導入しました。また、使用するポート’19132’はあらかじめ開放してあります。環境はCUIです。
./start.shでPHPエンジンを起動し、Minecraft PEでIPに接続すると…
接続できました!(※設定でフラットワールドに変更しています)
WorldEdit等でいろいろな巨大なものを生成しましたが、少しカクカクするもののサーバー落ちまでは行きませんでした。あと、地形が生成されるノーマルのワールドも生成したのですが、こちらは512MBでは足りないようで、PHPがクラッシュしてしまいました。
建築用ワールドの鯖に使えるかもなぁ…。今回はPocketMine-MP (PHP)で実行しましたが、Nukkit (Java)やMiNET (C#)でサーバーを開けばさらに高速化が期待できます。
まとめ
今回利用したConoHaは512MBプランの他にも、1GB, 2GB, 4GB, 8GB, 16GB, 64GBが用意されています。さらに大きな負荷がかかる場合はこちらからえらぶこともできます。今回新設された512MBプランは毎月¥630で利用でき、SSDストレージ20GBが付いてきます。
また、ConoHaはOpenStackのAPIが使えて、なんとプログラム側でサーバーを増設することができるのです。大きな負荷がかかっているときにサーバーを自動で増やす制御ができるので、Webサイトがバズったときでも安心して寝ていることができます( ˘ω˘ )スヤァ
ここには書ききれないのですが、内部ネットワークやロードバランサー、GeoDNSなどの機能もあり非常にクラウドに近い環境を格安で利用できることがわかります。
これを機にさくらのVPSを使っているという方はConoHaに乗り換えてみてはいかがですか?今なら10%割引の特典も付いていますよ( ^ω^)
Web開発が大好きです。主にHTML+CSS、Bootstrapを使っています。仮想通貨関連も最近はいじくりまわしている。